L.L.Library は鴎友学園女子中学高等学校の1号館地下一階にあります。
およそ29,000冊の英語の本を備えています。
朝礼前、昼休み、放課後に自由に来て、本を読んだり、借りたりすることができます。開室時間はCalendarのページを参照してください。
本を読もう
英語の本をたくさん読めば読むほど、自然な英語が身につきます。たくさん読むには、辞書を使わなくてもわかる易しい本を読むことが大切です。音声を聴きながら読むと、発音もおぼえられます。知らない単語があっても、絵の助けを借りて物語が理解できれば、本を読んだことになるのです。
本の選びかた
L.L.Libraryの本の背表紙には、本の難易度を示すシールが貼ってあります。
1.シールの色: ピンクが一番易しく、赤、オレンジ、黄色、緑、水色、紺、紫の順でだんだん難しくなります。中学1年生は、まずピンクのシールの本を探しましょう。
2.YL:=Yomiyasusa Level(読みやすさレベル)シールには、0.0, 0.1, 0.2, ・・・・といった数字が書いてあります。数字の小さいほうが、易しい本です。
3.wds:=words (語数)本の総語数です。数字の小さいほうが、短い本です。あとは絵の好みで選び、まずは一冊読んでみましょう。
読書の続けかた
1冊読んだら、Book Diary に記入しましょう。
1冊読んで楽しめたら、同じシリーズの本をもっと読みましょう。また、同じYLの本を探して、違うシリーズの本も読んでみましょう。
知らない単語ばかりで、お話があまりわからないと思ったら、易しい本を探しましょう。
シリーズ
L.L.Libraryの本は、すべてシリーズ名のアルファベット順に並んでいます。シリーズはアルファベットの2文字~4文字で呼んでいますが、著者や出版社や、タイトルを元に鴎友でつけています。SERIESのページを見ると、どんなシリーズがあるかがわかります。
本の種類
おもに4種類の本があります。
(1)英語話者(ネイティヴスピーカー)のこども向けの本:読むことを覚え始めた幼稚園・小学生が学習のために少しずつ段階を追って読んでいく本(Leveled Readers)です。シリーズ名にレベルを表す数字がついているのが特徴です。
(2)英語話者向けの児童書:読むことを覚えた小学生が、楽しみのために読む本です。たいてい、挿絵がたくさんあって、理解を助けてくれます。初めはわからなかった単語も、同じシリーズを何冊も読んでいくと、意味がわかってきます。
(3)英語学習者向けの本(Graded Readers):英語を外国語として学ぶ人のために書かれた本です。レベル別になっていて、単語や、文法が制限されているので、学習者には読みやすいです。
(4)普通の本:ヤングアダルトから大人向けの本まであります。今読めなくても、目標にしましょう。
本のジャンル
物語、伝記、歴史、地理、科学など、いろいろな分野の本があります。自分の興味のある本が選べます。
Kafka Library
Kafka Library は高校17回生 1965年卒 柳川圭子さんの配偶者であるMr. Robert Kafka (Santa Monica在住)からの寄贈本です。
柳川圭子さんはアメリカで長く生活され2015年にお亡くなりになりましたが、Kafkaさんは圭子さんがいつも懐かしく思い出しておられた鷗友学園を是非訪問してみたいということで、ご子息と共に2015年にご来校されました。この時とても感動され「圭子がお世話になった鷗友学園に」と、2015年秋に1万ドルを寄付してくださいました。長く残り、生徒に役立つものとして英語の書籍を購入することになりました。これまであったペーパーバックとは異なり、装丁のしっかりしたハードカバーを選び、Kafka Library が誕生しました。Kafkaさんは2017年10月の運動会にもご来校され、Kafka Library を実際にご覧になり、とても喜んでおられました。
先輩の温かい思いが詰まった素敵な本をたくさん読みましょう。
壁にかかっている絵について
LLの西側本棚の上には、大きな絵が4枚飾ってあります。鴎友生ならすぐわかる、Oxford Reading Tree の登場人物です。2013年6月18日、ORTの著者である Mr Roderick Hunt Mr Alex Brychta が本校を訪問されました。そのときに描いてくださったものです。訪問の様子は廊下側に掲示しています。