スリリングで、話の展開が分かりやすく、面白かった。 主人公である若い母親が、3人の子供と失業した夫と共に新しい暮らしを求めて引っ越した島には、正体不明の怪しい男たちが車で出入りしていて、、。彼らの秘密を知ってしまった彼女は、一家共ども、男たちに命を狙われることになります。母親の危ない駆け引きや、綱渡りにとてもハラハラさせられます。

あの子のことをかばいたいけれど、あの子にもいじめられる理由はあるし、どうしよう、という悩みは、一度はみな経験したことがあるのではないだろうか。この作品も同じように悩む女の子が主人公である。 誰かがつらい思いをすることはやはり間違ったことなのだと実感できるような、人と関わるということはどのようなことかということを考えさせられるような、そんな少し深いお話だった。

たとえそれが孫と祖父ごっこだったとしても、施設で孤独に過ごしていたおじいさんにとって子どもたちとの出会いは大きな救いだったのだろうなと思う。少し物悲しいが、ちいさな奇跡や暖かさを感じられるお話だった。

演奏家という1番音楽を愛しているであろう人に、人をガス室に送り込むために音楽を演奏させるというこの上なく残酷な、そんな行為が実際に行われていたんだということにまずショックを受けた。そして、次のコンサートでモーツァルトを弾くということに込められた、パオロの思いに感動した。

人間関係が複雑で登場人物も多いので、人の名前をメモしながら読むとわかりやすかった。社交界の三角関係、といったところだろうか。少し人の闇が見える感じでどろどろはしていたが、先がきになって読んでしまった。基本的に主人公が語る形式がとられていて、読みやすい。

学校での授業が音楽や美術だけだ、ということやお仕置き部屋でくるいそうになる、というところなどがうまく伏線になっていて面白かった。また、登場人物が少なく読みやすかった。 最後、この後の生活に希望が見えるような、見えないような、、。結局は怖すぎる世界だなと思った。お兄さんのように心を持つアンドロイドだけにはなりたくない。

話に流れがあってとても面白かった。女の人がメイドの女の子に向かって話しているというていで話が進んでいくため、女の子の反応などもあって読みやすい！

ストーリーが最後まで完結していて、おもしろかった。 語りがわかりやすく、内容が入ってきやすかった。

とても読みやすかった。