アメリカの高校の歴史の授業で、ナチスのような体制を生徒たちに体験させようと教師が実験を行うが、思った以上に大変なことになってしまう話。実話だというのが驚きだ。以前読んだPGR版よりわかりやすかった。Let's try and forget it... I mean, Let's try not to forget it... but Let's forget it at the same time.という台詞が印象に残った。

同じタイトルがPGR2にあり、怖い話だったが、高校生によく勧めていた。これはその原書。アメリカのある高校で、歴史の先生が始めたある実験が、学校全体の問題になっていく物語。 登場人物それぞれの背景や性格や、友達同士・先生間・夫婦間の関係が詳しく描かれていて、物語がより立体的に見えて来た。読んでよかった。  

高校の歴史の先生であるロスは、生徒たちにナチスドイツの独裁政治について教える。ある生徒の質問から、ロスは独裁政治とはどんなものか生徒に教える方法を考えつく。 なんだかとても不気味だった。短縮されていない原作を読んでみたい。

I was relieved when I knew Mr Ross is not crazy like Hitler. The student in Gordon High School is victim of Mr Ross's experiment.