すがすがしいくらいの悪女の話。一見性格がよさそうだけれど手がかかり案外身勝手な女も登場。全編を通してひとつの大きな深いテーマを追求するというよりは、あきれつつも楽しく読んで、そこここで「あっそうか」と我が身を振り返りほんの少し反省したりした。ヨーロッパでナポレオンが戦争している最中の章には、戦場にいなくても砲撃の音が聞こえてきそうな臨場感がある。素敵な挿絵は作家William Thackeray 自身によるもの。音読はそれほど速くないので、歩きながら聞くのに最適。

とても頭が良く若い女性 Becky Sharp は、彼女を助けてくれる家族もお金もなかった。 彼女は家庭教師になるが、そんな生活に彼女は満足しなかった。 果たして彼女は彼女の思う幸せをつかめるのか？ ボリューミーで面白いです。