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You Don't Know Everything, Jilly P!
ALG YL: 6.0 50000 words  ★AVG=4.3 (3件)
2023-12-18 ★★★★★  Wallflower  コメント数:54 

適当に手に取った一冊だったんだけどわりかし良い話だった。私、見る目あるわ〜ってなった(何の話だよ)。ってのはおいといて、主人公Jillianは妹が出来たんだけど、耳が聞こえない状態で生まれてきちゃう。戸惑うし、手話とかやんなきゃなのかな!?とか思ってアワアワする。元々Jillyは、あるミステリー小説シリーズ(この小説内オリジナル版のハリポタ的なやつ)のティーンファンだけが使えるチャットサイトを使ってたんだけど、そこの中の友達にDeafの子(Derek)がたまたま居て、その子から色々アドバイスをもらって少しずつ耳が聞こえないってことを分かろうと頑張るようになる。その頑張りと裏腹に、自分は耳が聞こえる立場なのにあんまりにもDerekの所属するDeafコミュニティーに首を突っ込み過ぎちゃって怒られたりとかする場面があって、すごく印象に残った。ベースとか土台が違うのにわかり合おうとし過ぎるのも考えものなのかも知れないなって改めて感じた。最近でこそ気をつけてるけど、前までは私もよく自分が干渉すべきじゃないことに突っ込みすぎることがあったから。もちろん全人類が分かり合えたらそれに越したことはないんだけど、そんなの難しすぎるし現実的じゃない。JillyがDerekから諭されて自分と妹との折り合いをつけたみたいに、どっかしらで優しさの距離を少し取るのも大事なことだと思う。

You Don't Know Everything, Jilly P!
ALG YL: 6.0 50000 words  ★AVG=4.3 (3件)
2023-05-11 ★★★★  Harper コメント数:317 

12歳の少女Jillyが、様々な人々(新たに生まれてくる妹も含めて)との出会いを通して身の回りで起きている事について深く考え始めます。人種、障がい、LGBTなど現代のアメリカの問題を少女の視点で描いています。チャットルームの会話も新鮮でした。 

You Don't Know Everything, Jilly P!
ALG YL: 6.0 50000 words  ★AVG=4.3 (3件)
2023-01-10 ★★★★  Big Bear コメント数:262 

Deaf cultureとBlack Lives Matterの二つのトピックに触れている物語。これらの話題に興味があるがシリアスすぎるお話は気が引ける、という人には是非おすすめしたいです。主人公のJillyがとにかく明るく前向きなので、気持ちが重くなりすぎず読めるし、でも大事な言葉がたくさん詰まっています。何度も出てくるPB&Jが食べたくなりました。