すごく人間の空しさを感じる話。何でも持っている人には周りの人間がどんどん集まってくるけど、それはその人を見ているわけじゃない。ギャツビー本人よりも、群がっていた周囲の人間達の方がより空しく感じた。 冒頭の主人公の父親の言葉を、終盤の登場人物の行動に照らしてみると、なんだかより空しい。最後まで読んでみると、父親はこの言葉を物質的なことだけをイメージして言ったわけではないのかも、と想像した。

華麗なるギャツビー

冬の #B4S2 で複数人がおすすめしていた本。宝塚で上演もされていたんですね。 基本的に映像より本派なんですが、この作品は映画や舞台で見た方がロマンチックに感じるのかも？と思ったり。

人間関係が複雑で登場人物も多いので、人の名前をメモしながら読むとわかりやすかった。社交界の三角関係、といったところだろうか。少し人の闇が見える感じでどろどろはしていたが、先がきになって読んでしまった。基本的に主人公が語る形式がとられていて、読みやすい。

何度か映画化もされている、有名なアメリカ小説。20世紀初めのニューヨークの上流階級ってこんな感じなの、と思う。それに翻弄される人々が哀しい。

人を想う気持ちと、世の中での正しさとの境をかんがえさせられた。

This is a very well known title, but I read it for the first time. It is a very sad, pure love story. Love is difficult, because it can never be completed on your own. I would like to read this title in other series, too.