頭がよくなりたいと純粋に願っていたCharlieが辿った運命がなんともやりきれなかった。前半は、友達だと思っていた相手が自分をからかっていたと知るところ、後半は全てを悟って自暴自棄になって狂っていき、孤独になっていくところが辛かった。 Charlieというその人そのものの良いところは、最後に彼が書き残した言葉に残っていると思う。そこを見てくれる人が周りにもっといたなら、彼は幸せになれたのではないかと思ってしまった。

マジ有名な一冊ですね。小学生の時に日本語訳ver.を読みまして、ものすごく胸に響いたのを覚えています。余韻に浸れるくらい素敵なストーリーでした。本作はストーリーがとても丁寧で、読んで感動するだけではなく、読者自身に考えさせるような要素が多いところも魅力です。「もう読んだことあるし」と思う方もいるかもしれませんが、今一度読み返してみると驚きが多かったり新たな発見をしたりするものなので、ぜひちらっとでも読み返してみることをおすすめします！