新学年おめでとう 2024

中学2年から高校3年は、6冊借りられます。期間は1週間です。春休みに借りた本を早く返しましょう。昨年度のBook Diary がそのまま貸出に使えますので、授業開始前にたくさん読んで、英語脳と英語耳を鍛えておきましょう。

中学1年生はLLの授業でLLLibrary の使い方の説明があります。その後、3冊借りることができます。楽しみにしていてください。

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英語学習体験記

第76回赤学年卒業生 A・Oさん

 中学入学当時の私は、英語に関する知識はほとんどゼロの、ただの中1でした。帰国子女でももちろんなく、オールイングリッシュの授業についていくことができるのか、ワクワクしつつもとても不安だったことを覚えています。

 そんな私でも、鷗友での英語学習経験を通じて、高2で英検一級が取得できる程度の英語力を身につけることができました。

 英語力向上において特に効果的だったと思うのは、多読です。多読を通して、特に単語の意味の予測能力を伸ばすことができました。私は単語帳を用いるのが「超」がつくほど苦手で、学校の小テストの範囲を知るため程度に使っていただけでした。入試対策としても単語帳はほとんど使いませんでした。その代わりに、わからない単語は文脈の中で予測することを頻繁に行い、感覚を磨きました。そのおかげで難しくて誰も知らないだろう単語でも臆することなく訳せるようになり、自信につながりました。

 多読はライティング力・スピーキング力も伸ばしてくれたと思います。長文を読むことで、相性が良くて共に使われやすい単語の組み合わせや、よく用いられる言い回しが、自ずと頭に蓄積されます。スピーキング・ライティングの際はそれらの蓄積されたものを自分の主張したいことに沿って組み合わせて発するだけです。初めの頃は、リーディング・リスニングはまだしも、自分から英語を発するライティング・スピーキングに多少なりとも抵抗がありました。しかし、読書を沢山することでライティング・スピーキングがリーディングの延長線上にあるように感じ始めました。そこで苦手意識が克服できたと思います。

 入試という観点から見ても、着々と長文化する入試英語で無双するためには、長文を猛スピードで処理する能力が必要です。多読は、速読力も強化してくれる優れものです。

 私の多読遍歴を少しだけ書かせていただきます。中1の時はLLライブラリに通い、ピンクラベルの本を沢山読みました。知っているディズニーなどの本を選ぶ割合が多かった記憶です。(うすーいインクレディブルファミリーの本を家で読んで、全く意味がわからなくて泣きそうになりました。)ピンクラベルの本を読み進める傍ら、中1の5月には好きだった “Beauty and the Beast” (約3万語)を頑張って読んだりと、挑戦もかなりしていました。中3の時は “Warriors” シリーズ(猫の話です)を買ってもらってひたすら読破しました。最初は辞書なしには意味がわからず、ひと単語ひと単語引いての忍耐勝負でした。しかしだんだん辞書を手放すようになり、物語に入り込んでいきました。中3の終わりから高1にかけては、英語圏の同世代が読むような本も難なく読めるようになり、高2では本選びの際に言語自体の難易度を考慮する必要がなくなりました。中3終わりの時点では500万語以上読んでいました。受験後の今は、Donna Tartt という人の本にはまっています(”The Secret History”, “The Goldfinch”などがあります)。”The Great Gatsby” や、”Jane Eyre”、”Gone with the Wind “、”1984 “、”Sherlock Holmes” など、クラシックも好きで、高校に入ってから少しずつ読んでいました。今は、世界史で出てきた本を時間があるうちに原書で読みたいな、と思っています。

 読書を進める上で、私は「どうしても読みたい本なら、多少背伸びしてでも読む」ことを意識していました。例えば、「Harry Potter が好きだから、原書で読んでみたい!けれど、自分の英語力では到底無理だから諦めよう。」と考える人がいますが、私は「無理」なんてことはないと思います。辞書を片手に、一日半ページからでも進めていけば、いつかスラスラ読めて感動する日がきます。

 多読の他にも、洋楽を聴いて歌ったり、Netflixで洋画をみたり、スマホの言語設定を英語にしてみたりと、生活のあちらこちらに英語を忍び込ませたことが、結果的に英語力向上につながったと思います。おすすめは、Taylor Swift(語彙力が半端ない!)の音楽です。BBCの”Sherlock”を英語で、字幕なしで観るのもおすすめです(最初は字幕ありでも!)。

 学校の授業に真面目に取り組むことももちろん大切です。鷗友の授業は、テストのためのその場しのぎの表面的な英語力ではなく、実践的・本質的な英語力を鍛えられるように組まれていると思います。宿題をコツコツやって授業についていけば、後々英語が負担だとは思わなくなります。

 言語学習には、終わりがないと思います。だからこそ、楽しむのが一番です。言語はあくまで新しい視点を手に入れるためのツールだと考えて、学習に勤しみましょう!

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英語学習体験記

第76回赤学年卒業生 H・Sさん

 鷗友の英語学習で、LL libraryでの読書が私の英語の実力upに最も貢献したと言っても過言ではありません!(というかそうです。)私は高2まで通い続けて、高校で約220万語読み、中高で約310万語読みました。平均すると1ヶ月に大体9万語で(高校生)最高記録は19万語でした。読書をする習慣をつけると、共テで役立つ速読力、二次で役立つ文脈を読み取る力が自然と身につきました。高2では、日本語の好きだった本も英語で読めるようになりました。とにかくコツコツ自分の好きな本を見つけて読むだけです。読書が好きな人は絶対に、そうでない人も、読書の習慣をつけましょう!

・いつ読んでいたか?  家や通学中の電車内が主                            

 勉強の気分転換にもなりました。スマホをみるより罪悪感もなし!

・文法との塩梅は? 

 私は高1から塾で文法を習い始め、短期間に徹底的にたたき込まれました。文法が身につくと英作で正しい文が書けるようになり、英語の本も理解しやすくなりました。模試などではやはり文法は大事なので、1回徹底的にやってみてもいいかもしれません。ですがここで重要なのは、文法を始めたからといって読書をやめないことです。文法に偏りすぎると、スピードや英語を読む感覚も落ちてしまいます。どちらも継続的に並行してやるといいと思います。

・単語はどのように増やしたか?

 高校生からは、英検の単語帳や学校配布の単語帳を使用しました。小テストを目安に覚えました。でも、私は単語帳を見るより、OBWの本や、他の文章ででてきた分からない単語を調べて、文と関連付けて覚える方が断然覚えやすかったです。単語帳ってなぜか覚えにくかったです。(私は)最終的には単語帳レベルの単語はしっかりマスターしました。加えて、Idiomも大事になってくるので、高2くらいからは覚えるといいです。

・読んだ本の遍歴とおすすめ本

中1 主にKipper Seriesを読む
中2 Kipper Series, OBW, CERを読む
中3 OBW, CER, PGR にはまる
   1月のLL challengeを機に、たくさん読み始める
高1 結構面白い本も読めるようになり、最も読んでいた全盛期 1年で約100万語読む
   大作というよりは、OBWやCERに主にはまっていた。
   恋愛ものやサスペンスなどが多く、そして読みやすい。鷗友生人気のseries
高2 大作を読み始めた。特に面白かった本は’Daddy-long-legs’(内容は知らなかったのでとても面白かった!)や、Narnia国物語series(これは、映画と日本語の本を読んでいた)映画もとてもおすすめです!本だと、映画化されていない作品’The horse and his boy’が1番面白かった。古典の大作は結構難しい単語やわからないところもあるので、自分が知っている話から、読み始めるといいのではないかなと思います。
 LLの本ではないのですが、受験後に読んだ’The Hunted’(by Gabriel Bergmoser)もおすすめです!

とにかく継続力!

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英語学習体験記

第76回赤学年卒業生 M・Nさん

 まずは多読についてです。中1、中2では、部活が無い放課後は友達と一緒にLLで本を読んだり、家で読んだりしていました。必ずCD本を選んで、音付きで読むようにしていました。間違った発音で覚えないようにするためです。電車の中で読みたい時もありましたが、音無しになってしまうので、我慢して読まないようにしていました。やり方としては、1回目は音付きで読み、2回目は音無しで軽く読み、発音を思い出せなかったものはその部分だけもう一度音を聞いて、変な発音の癖がつかないようにしました。意味のわからない単語があった時はBook Diaryに推測した意味を書きました。文章ごと書き写すこともありました。その頃は推測できる単語が多く、辞書は引いていませんでした。

 中3でも継続的にLLに通いました。中3になると知らない単語が増えてきたので、辞書を引きはじめました。

 高1になると単語ノートを作り始め、知らない単語が出てくるとその単語が含まれている文章を書き写しました。辞書に載っている例文も書き写し、単語ノートは何度も見直すようにしました。高1の夏にはYL3.0~4.0位の物語が読めるようになっていましたが、初めて受けた模試で科学系の評論が出て分からない単語が多かったので、9月からはCDEシリーズを読み始めました。”Placebo” ”Altruism”などです。YLが2.6に下がってしまい少し悔しくもあったのですが、内容も面白かったですし、物語には登場しない、評論によく出てくる単語をしっかり押さえることが出来たのでよかったです。物語に関しては、春休みからYL5.0〜6.0位の本を読みました。

 高2では部活動が忙しくなりましたが、授業の予習復習を優先しつつ好きなシリーズを読み、いい息抜きになっていました。また、WHOやWHATなども読んで専門的な分野の単語力をつけました。特に模試や定期テストの前や当日に、LLの本を読んで長文に慣れるようにしていました。

 高3では、模試や本番のテスト前にLLの本を読んで英語脳に切り替えるようにしました。

 次に本の選び方ですが、色々なシリーズを読んでみて気に入ったシリーズを発掘しながら読みました。レベルに関しては、私の場合知らない単語が2ページに1個ある位のレベルが無理なく多読出来ました。それ以上知らない単語があるとスイスイ読めなくなるので、本を少し読んでみて今の自分のレベルに合っているか確認してから、読み進めました。また、読みたくない日は無理に読まないようにしていました。周りには沢山冊数を読む人もいて、自分の冊数があまり伸びないことに焦ることもありましたが、一冊をじっくり読むようこころがけました。結果的に英語力が伸びたかなと思います。

 6年間多読を続けたおかげで、長文を素早く読む力がつきました。また、英語らしい言い回しが自然と身についたので、Writingで自然な英語を書けるようになったのではないかと思います。

 多読以外には、毎回の授業の予習復習をしっかりやるようにしていました。

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雑誌バックナンバー 絶賛(ただで)販売中

鴎友生全員が一昨年度まで読んでいた Mary Glasgow Magazines の残部をLLに置いています。希望者はご自由にお持ち帰りください。

レベル別に5種類あります。Click: 中1から中2向け、Crown: 中2から中3、Team:中3から高1,Club: 高1から高2、Current: 高3向け・・・が、だいたいのレベルですが、こだわる必要はありません。手にとってみて読めそうだったら、あるいは興味のある記事があったら、ぜひ読んで見ましょう。

Mary Glasgow Magazines は残念ながら廃刊してしまいました。バックナンバーは現物限りです。お早めにどうぞ。

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